TERA STUDIO

ピアノの手入れ

塗装面のお手入れ
・表面についたほこりは、ピアノ用の羽毛か、柔らかな布で軽くふき取ります。
・光沢を保つためには、鏡面艶出し塗装のピアノはユニコンで、ムラなく拭き上げます。その他の塗装仕上げのピアノは、柔らかな布でから拭きして下さい。
市販の科学雑巾や外装手入れ剤は成分がわかりませんので、使用はさけてください。

鍵盤のお手入れ
・柔らかな布でから拭きします。
・汚れが目立つときは、石鹸水をしみこませて固く絞ってからふき取ります。
・アルコールの使用はひび割れの原因となるのでさけてください。
・外装を拭いた布にはユニコンなどが付着していますので、鍵盤には別の布をお使い下さい。
・何といってもまず、汚れた手で弾かない習慣をつけましょう。
ピアノと温度・湿度
ピアノにとってちょうど良い環境条件は
・温度/15℃〜25℃  ・湿度/50%〜70%
つまり私たち人間が快適と感じる状態と同じです。過湿、過乾燥、急激な温度変化はピアノの大敵なのです。

湿度が非常に高い場合
・アクションの動きが鈍くなる
・ハンマーが湿気を帯び、音がこもりがちになる。
・鍵盤が下がったまま戻らなくなる。
・弦やチューニングピンなどの金属部分に錆が生じやすくなる。
・外装の変化の原因となる。

温度が急激に変化する場合
・饗板に影響が出て、弦の張力が変化し、音程が乱れやすくなる。
・急激な温度変化によって生じる空気中の水蒸気が、金属部分に付着して、錆の原因となる。

■乾燥しすぎの場合
・アクションのネジ部が緩み、雑音が生じる。
・外装の変化の原因となる。
・チューニングピンがゆるくなり、音程が乱れやすくなる。


■冷暖房装置とピアノー具体的な傾向と対策
・一般にストーブの熱やクーラーの冷気が長時間局部的にピアノに当たりますと、外装にソリが生じたり、ひび割れの原因となり、音程も乱れが早くなります。また急激な温度変化を避けるために、部屋はゆっくりと暖める(あるいは冷やす)ことが原則です。
ピアノのコンディションを維持するために

さび止めは虫よけと一緒になったものがあります。湿度の高いところ、海辺には欠かせないものです。
虫よけは古いピアノには必需品で、防虫加工の切れた上質のフェルトは、洋服類につく小さな蛾の幼虫が好んで食べます。
最近は強い匂いを伴わない防虫剤もあるので、ピアノの性能に影響の無い空間に置くのは意味があります。

ねずみの侵入も部品を噛るので油断なりませんが、一回でもピアノが鳴れば驚いて逃げて行きます。都会ではごきぶりの侵入の可能性が高く、虫よけは入れておくことを勧めます。
ピアノは生きています

なぜ調律をしなくてはいけないのか
・ピアノの中には、木材や羊毛など、天然のものから作られた、とても精密な部品が多く使われています。
ですから暑さ、寒さ、そして湿度などに敏感で、影響を受けてしまうのです。またピアノの弦には、常に一本あたり90Kg、1台20tもの強い力がかかっているため、時間がたつにつれて、少しづつ音が下がってしまうのです。
よくピアノが「生き物」といわれるのは、こうした理由があるからです。

■年に何回調律をすればいいのか
・調律の時期の期間は、そのピアノ使用度により違ってきますが、ピアノを常にいい状態に保つためには、少なくとも年2回の調律をおすすめします。
社団法人 日本ピアノ調律師協会の会員は、音律を合わせるだけでなく、アクションの働き、ハンマーの減り、鍵盤のゆるみ、ペダルの動きなど、気の付かないところまで丁寧にチェックして、もっとも良い状態に調整します。

定期調律はピアノの健康診断
・定期調律は、ピアノにとってお医者様に定期検診を受けるのと同じです。定期的にピアノの調律を受けると、そのつど音律の状態だけでなく、ピアノの全体的な状態を技術者に診断してもらう事ができます。ハンマーの磨耗、鍵盤のゆるみ、ペダルの動きなど、普段は気づかないところまで技術者の目は届きます。ピアノの健康管理の為に、定期調律はかかせません。
弾き心地や音色の調整も
・ピアノ技術者には音律を正しく整えるだけでなく、整調・整音という重要な仕事もあります。ピアノのタッチ(弾き心地といえるでしょうか)や音色を整える作業です。アクション部の動きや鍵盤の深さを調整し、88鍵のバランスを揃え、ハンマーに針を刺して、より美しい音に整えるのです。
■ピアノには消耗する部品もあります
ピアノを弾くたびに、内部では瞬間的に激しくすばやい運動が繰り返されます。この運動の繰り返しによって、内部のとくに成功にできているアクション部には一瞬のうちに強い力が加わり、時間とともに磨耗してゆく部分が多くあります。その代表的なものは、各不レンジ、鍵盤のブッシングクロス、ハンマー、皮革、ピアノ弦など。使用時間にほぼ比例して消耗または疲労して行きます。
これらはタッチや音色の変化に影響したり、断線の原因となったりしますので、練習量の多目の方は、調整手入れ、修理、部品とりかえの時期について技術者に相談してください。

■調律を頼むには
当方の調律師は、ピアノの調律に関するあらゆることを手がけているベテランです。
厳しい試験をパスした優秀な調律技術者です。
心をこめて、大切な皆様のピアノを調整致します。
お申し込みはこちら
音へのおもいやり
音の大きさを測ると
音の大きさも条件や環境によって感じ方が違います。街の騒音などをあらわす「ホン」という言葉をご存知でしょう。これは様々な音の大きさを一定の基準で表すもので、日常生活では40〜60ホン程度の音が聞こえています。一般的にこれより小さければ「静か」と感じられるわけですが、ピアノの音は、70〜90ホンぐらいになりますので、音への心づかい必要です。
防音・遮音のヒント
■ピアノの置き場所
音は音源から遠ざかるほど小さく聞こえますし、壁を隔てるほどより減音します。ピアノの置き場所がお隣に面していると、音は直接伝わりやすくなります。お隣を基準に考えて音源をなるべく遠ざけるようにしましょう。
■マフラーペダルの活用
アップライトペダルの真ん中のペダルは、音量をコントロールするためのマフラーペダルです。このペダルを使うと、弾き心地が多少変わるかもしれませんが、減音効果としては、耳で聞いた感じでは約半分くらいになります。
サイレントグッズの活用
アップライトピアノは本体の裏側グランドピアノは下側が饗板になっています。ここがピアノでは音源部分にあたりますので、この部分から流れる音をサイレントグッズで調節するのも一つの方法です。これを利用すると約5〜10ホン位の音量を減らす事ができます。
また、外部に音が出ない消音ユニットを取り付けるのも良い方法です。
■ピアノ室の工夫
さらに進んだ段階として、ピアノ室を改善する方法があります。その際、外部に漏れる音を遮るだけでは、演奏室として的確とは言えません。部屋に流れる音が聞きやすく明快である事が大切です。ピアノ室には遮音効果とともに、室内音響効果も望まれるのです。その条件としては、次のような事が上げられます。
@適切な音響効果が得られること
A特定の音だけが強調されないこと
B外部からの音に悩まされないこと
C外部に音が漏れにくいこと
とはいえ、一般の家庭で録音スタジオやコンサートホールのようなわけにはいきません。そこで上記の基本にそって、部屋の吸音や音の反射の状態をコントロールするために、応接セットを置いたり、カーテンをとりつけたり、本棚を入れたりするだけでも音の響きは変化します。
ピアノ室に防音・遮音の施工を施す場合
ピアノ室に防音・遮音施工を施すうえでは、「重い材料で、隙間なく、二重以上の構造に」が大切な要素です。窓などに隙間があったり、壁や床の材料や構造に弱点がある場合は、それぞれのバランスを考えて処理することが望まれます。
施工は音の漏れやすい、弱い部分からはじめるのが基本です。さらに効果を高めるためには、ピアノ室を総合的に検討し、全体施工をする、ということになります。
問い合わせはこちら

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